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updated 2020-09-25
11月12日「海岸漂着物の発生抑制に向けて、私たちが取り組めること」と題して講演会が行われました。11月第2週から3週に掛けて千保川の地子木橋、木津橋、市場橋にオイルフェンスを張り ゴミの収集をしていたようです。私たちもEボートにて千保川のおとぎの森公園から下流域を舟下りにて川を見ていますが、ゴミは浮遊しているものだけではなく川底のゴミも多く見受けられます。水量が少ないときなどはEボートの底を擦らないようにと心がけますが 順調に船を進めることは難しいことです。当会でも舟下りを始めてからは川の状況がより身近になったのか以前よりは清掃活動の声が強まってきているようです。特に和田川が合流している個所から上流には犬走りや階段が無く川に近づけないこともあり 清掃活動を地区一帯で推進されている木津地区に於いては より一層声が大きいようです。
別紙の資料をご覧いただければ小矢部川と庄川の間に位置する六渡寺海岸の漂着ゴミの量は他から比べると特出しています。ゴミ問題にはマナーあるいはモラルが大きく関与していると思います。ひとりひとりの心がけが必要でしょうし 気持ち的にはきれいなところにはゴミを捨てようという気持ちは起きないのではないでしょうか?
第三回千保川フォーラムの打合せ
11月6日千保川・さくら・クルーズ実行委員会のメンバー10人が集まり、11月17日の第三回千保川フォーラムの最終打合せをしました。夕刻の遅い時間にも関わらず 当日パネルディスカッションのコーディネーターをされる明石さんも出席いただきました。フォーラムはこの一年間の締めくくりのイベントとなります。多数の出席を頂きこれからの千保川を一緒に考えたいと思います。
詳細は 第三回千保川フォーラム
8月17日、18日千保川の恵比須塔近く、ガメ川(中島川・現在暗渠)が流れ込む場所で約20年ぶりに魚釣りをしました。学童の頃は汚染された川でしたので魚は1匹もいない状態でしたが 10年余り前からは鮭も遡上するきれいな川に生まれ変わりました。その生まれ変わった(本来の清流を取り戻しつつある)千保川に汚染後どのような魚が生息するのかとの思いも有り ちょっと魚釣りをしてみよう というのが動機でした。もともと旨くも無いのにましてや20年ぶりぐらいとなると知れたものです。2日間、延3時間あまりで約20~28cmのウグイ4匹が成果でした(魚はキャッチ&リリースです)。釣をしながら 今の千保川の生態はどうなのか?知る必要があるのではないのかと思い始め どんな調査方法があるのか調べてみようと思います。 尚、千保川は個人的な釣はOKで 投網・ヤス・トラップ(仕掛け罠)等は罰せられるようです。
千保川を語る会 藤田正英.
場所は恵比須塔の脇暑い中での釣風景約28cmのウグイ約18cmのウグイ
クリックすると拡大します。
おかえり鮭たち 佐野善雄 講演会
2月15日 富山県生協西部センター(主催:富山県生活協同組合 西部環境委員会) で佐野善雄氏の講演会が 約40名の参加者のもと開催されました。 佐野氏は千保川の美化運動、小学生による鮭の稚魚の放流など多岐にわたりご活躍されています。 今回の受講者には本年より稚魚の放流を予定されている地久子川沿い 井口本江の方々も熱心に聴講されていました。
講演は千保川の歴史的なことから洪水・治水・汚染・浄化・美化運動・鮭の放流と触れられましたが 一番印象に残ったのは「小さい頃、千保川の川遊びとともに成長したものだが 今はコンクリートの護岸によって川とのふれあいがなくなった。 昔のように川とふれあえる千保川であって欲しい。 そして、そのような川にすべく行動を起こさなくてはいけない。」と最後を締めくくられたことでした。
1月18日と19日に富山県ケーブルテレビ協議会シリーズ番組「とやま未来遺産」(高岡ケーブルネットワーク制作、5分、ハイビジョン)がNHKにて放映されました。ナビゲーターは当会員の沢田健寿氏。5分間という限られた枠の中にコンパクトにまとめられていたと思います。特筆は昭和30年~40年代にかけて、日本の経済高度成長期を背景とした産業優先政策の結果もたらされた千保川の汚染。この汚染された千保川を元の姿に戻そうと市民が立ち上がり,うねりとなった結果、千保川の浄化はもとより富山湾へのヘドロ投棄を寸前で阻止することになりました。近年、晩秋の風物詩となった鮭の遡上もこのような活動の成果であると確信するとともに、このさき 千保川をどのような形で後世につなげるべきかなど あるべき姿について皆さんでおおいに語る事が必要であると思います。
千保・小矢部川をきれいにする会の最前線で活動をされた沢田健寿氏がナビゲートされた「とやま未来遺産・千保川編」が高岡ケーブルネットワーク㈱さんのご好意によってweb上でご覧いただけることになりました。URLは次のとおりです。
http://www.housoubu.jp/video_detail.aspx?movieID=11400&movieType=ass
本来 映像は見ることが出来なかったのですが 当会の申し出に快諾をいただき、ご配慮いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
富山新聞1月6日の記事 美宅さん登場
1月6日の富山新聞地域社会面に美宅さん(当会会員)の「関野之古図」に関する記事が掲載されました。新聞記者が千保川通信第8号を手にし美宅さんに取材を行なったようです。記事の内容に千保川通信について触れてなかったことが少し残念に思います。記事の内容は次の URLをご覧ください。(富山新聞にリンクします。)
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20110106201.htm
12月7日納会が飛見氏(当会会員)の集会場にて13名の参加者で行なわれた。太田会長(今秋高岡市教育功労者賞受賞)の語る会オリジナル受賞記念式典から始まり、美宅氏・伊藤氏の講演と上映に続き佐野氏の鮭の遡上、放流のお話とそれに関するスライド上映などの後 フリートークでは本年を振り返り、そして今後のことなど静まることを知らない納会となりました。
当会員の美宅氏による「関野之古図」制作秘話は約3年間の美宅氏自身の緻密な現地調査を踏まえて 古図に現在地を重ね合わせる手法にて完成した地図を基に進められた。地形は歴史を語るといわれますが 千保川流域も約400年前の流れを今に伝えていることが改めて認識させられ、時代ロマンを感じる貴重な30分となりました。(関野之古図については2011年1月1日発行の千保川通信に掲載されます。)
当会のメディアクリエーターである伊藤氏が高岡市より委託を受け10月31日に福岡町Uホールで行なわれた新市誕生5周年記念式典の際上映された作品を鑑賞しました。高岡の過去・現在・未来がコンパクトにまとめられ、高岡市を紹介する映像としてはお勧めの作品です。尚、この作品は現在you tubeにてご覧いただけますので 是非アクセスしていただければと思います。
url http://www.youtube.com/watch?v=q6mpFTaH8IA
千保川をきれいにする連絡協議会(岡本 清右衛門 会長)主催の「千保川に還ってくる鮭を見る会」が 11月14日 高岡市内の小学校10校に呼びかけて おとぎの森公園と庄川のやな場(高岡市石瀬)へと場所を移動して行なわれた。
千保川に近い小学校10校の子供たちが、庄川漁連から200粒の魚卵を譲り受け 学校の水槽に入れて飼育する。孵化させて後、水替えや餌やり等 3ヶ月間も懸命に世話をし続けて、3月に放流した。それが 1万5千キロ離れた北洋から4年後 産卵のため故郷千保川へ今還る。
平成22年11月14日 午前9時半。おとぎの森の吊り橋。「鮭よ おかえりなさい!」の横断幕の張られた欄干から、見下ろす参加者70名。 いる!いる! 黒々とした鮭の番(つがい)、六尾もいる! 悠々と鰭をうごかし泳いでいるではないか!! どこからとも無く感嘆の声が上がった。
「ぬるぬるして固くて重い」(平米小学校5年) 「つかむ時鮭に引っ張られる程 力が強い」(二塚小学校4年) 「スピードが速く ぶつかったら痛い程の力だ。つかまえたら、すごくジタバタした。」(成美小学校6年)「泳ぐようすがカッコイイ、ぬるぬるして つかみにくかったが、楽しかった。」(井口小学校2年) 等等苦労して育てた鮭を手にした子供たちの感動!屈託の無い子供たちの声、大切にしたいものです。
鮭の飼育を通して命の誕生を目の当たりにした子供たちの感動、飼育に当たっての苦労、原因もわからず稚魚が死んでいく時の悲しみ等、生と死のドラマを通して得た体験は 子供たちの情操面においておおいに貢献するものと信じて止まない。
千保川をきれいにする連絡協議会 文 佐野善雄 撮影 鎌谷昱朗
11月30日の確認
遡上する個体数はまだ少ない印象。
(14日、おとぎの森公園内開催の千保川をきれいにする会主催「千保川に帰ってきたサケを見る会」では、前日まで一匹見るか否かの少なさの心配に反して5~6匹を同時に見る事ができ、参加者一同喜んでおりましたが、その後まだ復調していない様子です。)
・おとぎの森公園内 「かっぱの広場」(噴水前の親水スペース)前の浅瀬を背びれを現し、水しぶきを上げ猛然と昇る一匹のみ。
・川原橋(下島町、下島橋上流50M程か) 産卵後の死骸1体。
・大千橋(下島橋上流約50M、ろう学校付近) ペア1組と2匹の計4匹、死骸2体。
・あかい水門 (十二町島、大千橋上流約100M) 死骸2匹。
・おおばやし橋 (十二町島、あかい水門上流約50M) 更に遡上中の1匹。
・城端線の白い鉄橋 (城端線林駅南西方向約300M、おおばやし橋上流約100M) 1匹。
・あかい水門 (鉄橋の上流約15M)無し。 この辺りにはほんとに小さいながらも岸や中州があり、無機的な護岸とは対照的に古の千保川の風情が偲ばれます。この水門には1.5M程の落差があり魚道も無くこれ以上の溯上は現状では無理で、ここから上流はまさに大きめな「用水」の様相でした。
今日の確認作業中、おとぎの森公園内の右岸沿いに水面を鉱物油の強い匂いを辺りに漂わせながら流れ下る油の帯を発見してしまいました。元を探そうと上流に移動している時に油の流下は止みました。
昨年も一度、同じ状況に遭遇しており、その時はある用水からの流入が判りましたので自転車でそのまま油面と悪臭を追跡調査、残念なことにその用水は途中から暗渠となっており原因者の特定には至りませんでした。
今回はサケの遡上期でもあり、心痛む事件との遭遇になってしまいました。
この歴史ある千保川にゴミやカン、タイヤ、ビニール製品、プラスチック製品、衣服、布団、バッテリーに自転車、そして油までも…。 清流を取り戻そうとしているこのせせらぎに、相変わらずありとあらゆる物を捨てている人々は一体何を求めているのでしょうか。 「ゴミと一緒に何か大切なものを捨ててやいませんか」。と思わず言いたくなります。
大殿のお造りになった千保川のお掃除足軽
この時期は 週に3~4回程度和田川を覗くようにしています。今年は例年とは違い未だ活発な動きは見られません。例年でしたら鮭たちが長さ300mあまりの区間に4~5グループ形成しながら産卵を迎える姿が確認できるのですが 今年は千保川との合流地点で1~4尾程度単体で見かける程度です。猛暑の影響か定かではありませんが例年とは違う12月を迎えました。
千保川を語る会 藤田正英
千保川について語る松井さん
千保川のお話 10月31日 博労公民館まつりにて
当会会員の松井靖雄さんが自らの経験も含めて千保川と水道公園について「博労地区の自慢」としてお話をされました。古くは天正大地震(天正13年11月29日、1586年1月18日)の際、雄神川の上流で山崩れがあり、約20日後に激しい濁流が大きな地鳴りとともに平野部に流れ込んだ事柄に始まり、昭和15年ぐらいには千保川に通称「台湾」と呼ばれる中州がありよく泳いだこと(現在の北陸線架橋より上流に約100m位のところ)。戦後は昭和39年(1964)の大洪水、同40年(1965)の河川改修工事、同59年(1984)木津橋から南星橋そして一文橋に至る約200本の桜の植樹まで約20分間にわたり写真を交えて語られました。また、博労地区には県で唯一水道百選に選ばれた水道公園があります。この水道公園の旧配水塔には犬養毅(後の総理大臣。5.15事件で死去)の「恵澤晩年」(けいたくばんねん)の文字が刻まれ 夜間は3色に変わるライトアップもされています。
鮭のそじょうを確認
昨日(10/31)、おとぎの森公園内「森の橋(吊橋)」下で今シーズン初のサケの遡上を確認しました。
温暖化の影響か、実感としては一週間遅れの感じです、29日に産卵後の一匹の死骸を発見してましたので、尚更心待ちにしておりましたが、今年も元気な姿を見ることができホッとしています。
これから寒さが増し、個体数も増えてきますので12月中旬位まで”千保川のサケ達”にパワーをもらえることと思います。と言うことでまずはご報告まで! 千保川のお掃除足軽
鮭のそじょうを確認Ⅱ
10月29日和田川の千保川合流点付近で鮭を1尾確認しました。また、合流地点から約7~10m付近でそじょうすることで力尽きたであろう鮭の死骸を発見。 その死骸に群がるモクズガニに自然の厳しさを
垣間見ました。 千保川を語る会 藤田正英
第5回千保川歴史ウォーキングを終えて 10月24日実施
開町以来400年の歴史の中で千保川によって育てられた高岡の生き様を現地で確かめ検証するのがまずのねらいであった。参加者から「高岡に長年住んでいるが知らないことが多く 大変ためになった。説明もわかりやすかった。」という声を聞いて企画と資料作りに労力を費やした甲斐があり勇気づけられた。 川の果たす役割の大きさに感動し、将来の川とのつきあい方を語り、町づくりの夢を現実へと発展できないものだろうか。 「歴史を学ぶから歴史で学ぶ」へ努力したいものだ。 千保川を語る会 沢田健寿
今回のウォーキングについては「千保川通信第8号」に記事として掲載する予定です。(H23.1.1 発行予定)
今回のウォーキングをフォトアルバムにしました。その場の雰囲気が伝わればと思います。
※当日参加者で写真をご希望の方は事務局までご連絡ください。無料にてお渡しいたします。(データーは無料ですがプリントの場合は実費を申し受けます。)
事務局 山本和代子
933-0842 高岡市横田町2-6-8
電話 0766-21-1110 ファックス 0766-21-1190
メール toyoko@yamagen-jouzou.com
金屋町 かんかオープン
9月12日高岡市金屋町、高岡市映画資料館跡に金属工芸工房「かんか」(金属を溶かすときに使う坩堝の音読み)がオープンした。当日は高橋正樹 高岡市長をはじめ約80名がオープニングセレモニーに駆けつけた。代表者、槻間氏(つきま)をはじめとして若者11名が鋳物発祥の地 金屋町で繰り広げる鋳造芸術の世界に期待がかかっている。
〒933-0841 富山県高岡市金屋町5-15 金屋町金属工芸工房 かんか TEL/FAX 0766-25-8550